2016/12/12
紀元前エジプトの遺跡で発見された文書において、すでに「極度の多尿、口渇」など糖尿病(DM)を思わせる記載があると伝えられています。しかし、病因がわからないまま時代は流れ、膵臓がそれに関係することがわかったのはやっと17世紀になってからです。それでも有効な治療法の発見にはなかなか至らず、1910年代になって「全熱量の制限を行うべきだ」とする考え方すなわち「食事制限」が初めて提唱されました。さらに、今から100年足らず前の1921年ついにインスリンが発見され、その翌年には臨床応用されるようになりました。